千葉県の大工を徹底調査|評判・口コミの良い優良大工ランキング

優良リフォーム業者選びの大前提として、リフォーム業者は大きく分けると以下のような三つの種類に分類できます。

① 大手ハウスメーカー・大手企業グループのリフォーム会社
② 利益優先・過剰広告・営業マン在籍のリフォーム会社
③ 地元の職人直営の大工さん

基本的にはどんなリフォーム業者であっても、上記３つの内のどれかに当てはまります。
順番にそれぞれの特色を見ていきましょう。

※上述のように、私の考える優良業者・優良大工の定義は「しっかりとした施工、且つ良心的な工事金額」です。
その視点での意見となりますのでご了承ください。

① 大手ハウスメーカー・大手企業グループのリフォーム会社

まずはこちらに当てはまるリフォーム業者からです。
住友や積水など、誰でも一度は聞いたことのある有名企業の看板があり、そのブランド名だけで安心される方も多いのではないでしょうか？

営業マンも爽やか、立派なテナントビルに入居している、毎日のようにチラシが投函されているため馴染み深い。
「リフォームの事はわからないけど、とりあえず大手なら間違いないだろう」と思う方も多いと思います。

それでは下記のグラフをご覧ください。

これが大手ハウスメーカーにリフォームを依頼した場合の、本当の工事金額の内訳です。

まず考えていただきたいのは、大手メーカーに在籍する営業マンには年収1,000万円を超える者も存在し、テレビCMや新聞広告を毎日のように目にするという事実です。
その営業マンの高額な年収、CMや広告に使う宣伝広告費はどこから捻出されているのでしょうか？

答えはもちろん、「お客様から頂いたリフォーム工事費用」以外にあり得ません。

また他にも、大手ハウスメーカーや大手企業グループのリフォーム会社において軽視できない事実があります。
それは、「実際にリフォームを施工する大工さんや職人さんは在籍していない」という事実です。

具体的に言えば、「大手メーカーはただの窓口で、実際にリフォーム工事を行うのは下請けである地元の大工さん」なのです。

事実、大手メーカーが下請け業者に施工を依頼する金額は、お客様から頂いた費用の約半分と言われています。
つまり、1,000万円をお客様から頂くと、500万円（材料代込み）で下請け業者に依頼するのが近年の相場となっています。

ここで一つの疑問が出てきますよね。
「残りの500万円はどこに行ったのか？」です。

正解はご想像の通り、上述の営業マンの高額な年収やCMや広告に使う宣伝広告費に充てられるのです。

では、本来1,000万円の工事のはずが500万円しか渡されず、大手メーカーから「これで全部やって」と言われた下請け業者はどうなるのでしょう？

下請け業者も当然従業員がいますし、その従業員には家族があるので、少ない工事金額の中でも何とか利益を出さないといけません。
更に、どんなに大手メーカーから無理難題を押し付けらても、何とか現場を完工させないと仕事を切られてしまうというプレッシャーもあります。

となると、人件費、材料費を浮かしてなんとか採算を取ろうとする、無理矢理にでも現場を終わらせようとする…。
つまり、不本意であっても「手抜き工事」をせざるを得ない状況に追い込まれてしまうのです。

結果的に、「大手ハウスメーカー・大手企業グループのリフォーム会社」に依頼すると、
・相場よりも高い工事金額（大半が工事には関係無い費用）
・手抜き工事が起こる可能性が非常に高い
このどちらかにしかならないのです。

もし、「工事金額や施工内容ではなく大手メーカーにリフォームしてもらう事に意味がある」「中身なんてどうでも良いから、ブランド命」という方がいらっしゃれば、こちらの業者に依頼するのが良いかと思います。

② 利益優先・過剰広告・営業マン在籍のリフォーム会社

続いて二つ目を見ていきましょう。
こちらの業者は、要は「あまり消費者に馴染みのないリフォーム業界の体質を生かして、ただただお金儲けを行う業者」です。
つまり、一般の方がリフォーム業界についての知識が少ない事を利用して、あたかも真っ当な業者のように振る舞い、利益を搾取するのです。

昨今、この会社形態の業者が本当に増加しており、トラブル事例も多く発生しています。
訪問販売を行うリフォーム会社、多くの宣伝広告費を掛けている業者が主に該当します。

下記のグラフがこの種類のリフォーム業者の工事金額内訳です。

このタイプの業者にも大手ハウスメーカーと同じく、実際に施工を行う大工や職人などは存在せず、受注した工事は全て下請け業者に発注します。
簡単に言えば、営業や訪問販売でお客との契約のみを行い、あとは下請けに丸投げし中間マージンを抜き取るだけの業者です。

さらにこの業者のタチの悪い点として、平気でホームページやチラシに嘘の記載をする点です。
例えば、自社に大工など存在しないにも関わらず、「全て自社施工のため格安！」などと表記するのです。

大手メーカーはさすがにブランド維持、コンプライアンスのためにそのような事はしないしできません。
しかし、この種類の業者は失う物が無く何より利益優先なので、平気で嘘をつきお客を騙そうとするので注意が必要です。

この種類の業者が受注した仕事を発注するのは、大手メーカーの場合と同じく基本的には地元の大工さんになります。
大手ハウスメーカー同様、とても適正な工事ができない金額で下請けに工事を発注しているので、手抜き工事の温床となりやすいです。

③ 地元の職人直営の大工さん

そして３つの種類として、地元の職人直営の大工さんです。
こちらの業者は、営業マンを使っての営業や訪問販売、そして過度な広告を使うことはありません。
地元に根付き、その実績から地元の方の信頼を得て、口コミや紹介から仕事を受注します。

ここまでで既におわかりいただけたかと思いますが、「どこに工事を依頼しても、実際に施工するのは地元の大工さん」です。

つまり、業者の種類によってリフォームの工事金額に違いが生まれるのは、「地元の大工に仕事が届くまでに、どれだけ中間マージンが抜かれているか」で決定するのです。

という事は、大手ハウスメーカーや営業マンが在籍するリフォーム会社を通さず、最初から地元の大工さんに直接依頼すればどうなるのでしょうか？
ご想像の通り、このようになります。

そうです、リフォーム工事に関係の無い「営業マンの経費やインセンティブ」「宣伝広告費」といった無駄な費用を支払う事無く、支払った工事費用は丸々工事に充てる事が可能なのです。

例えば、①と②に該当する業者と、③の地元の大工に同じ工事内容で相見積もりを取ったとします。
その際、３社ともにほぼ同じ金額である場合があります。
③に直接依頼した場合、中間マージンが発生しないはずなのにどうして金額が同じになるのでしょうか？

その理由として考えられるのは、
・①と②に該当する業者は手抜き前提の見積もりを提出している（本来は営業経費や宣伝費を上乗せしたいが、そうすると値段が高くなり心象が悪くなるので、手抜き前提で額面のみ良心的に見せようとする）

・③の地元の工務店は、本当に工事に必要な費用で見積もりを提出している（①と②と違い、手抜き工事をする意味も必要も無いので、本当にしっかりとした施工をするための費用を見積もっている）

この２つが考えられます。
つまり、見積もり上の金額は同じに見えても、実際の工事内容、金額内訳は全く異なるという事です。

地元の大工に直接工事を依頼した場合のみ、適正価格で高品質なリフォーム工事を受ける事ができるのです。

結論として、「しっかりとした施工、且つ良心的な工事金額」で工事をしてくれるのは、「地元の職人直営の大工さん」です。

せっかく高額な費用を支払ってリフォームをするのです、払った費用の中に工事に関係の無い余計な費用など入れてほしくないというのが本音ですよね。
そうなると、高品質で適正価格なリフォーム工事を行ってくれるのは、「地元の職人直営の大工さん」以外に選択肢は無いのです。

となると、次に気になるのは「実際に千葉県で優良な大工さんはどこなのか？」ですね。

千葉県内には多くのリフォーム業者・工務店がありますが、地元密着型の大工さんは過剰に広告費を使ったりしていない分、露出が少ないので探しにくいという特徴があります。
基本的に地元密着型の大工さんは良心的に施工している方がほとんどなので、「余計な宣伝広告費を使うくらいなら施工品質に還元したい」と考えている方が多いのです。

そこで私は少し罪悪感を感じながらも、多くの地元密着型の大工さんから実際に相見積もりを取ることにしました。

実際にリフォーム予定のお家を見て頂き、提案内容や見積金額とその内訳、担当の人柄など様々な項目を比較検討した上で、優良大工さんをランキング形式にまとめてみました。
千葉県でリフォーム・新築を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。